こんにちは♪
あなたは公用文というものを知っていますか?
国や地方公共団体が発する文書のことで、公用文ルールを守って作成しなければなりません。
これは通常の言い回しや漢字の使い方が異なるものが多いです。
非常に癖があり、筆者も公務員時代に慣れるまでに非常に時間がかかりました・・・
この記事では、公用文で用いられる言い回しや、ルールについて代表的なものをご紹介したいと思います。
これから公務員になろうと思っている方や、雑学を増やしたい方はぜひお読みください♪
漢字かひらがなか
普段は漢字で記載しているものでも、公用文になるとひらがなで記載するのが正しいものが多数あります。
下記は一例です。
× 予め → ○ あらかじめ
× 未だに → ○ いまだに
× 概ね → ○ おおむね
× ご案内 → 〇 御案内(あとに続く言葉が漢字のみの場合は、「御」)
× 宜しく → ○ よろしく
× 出来る → 〇 できる
× ~の通り → 〇 ~のとおり
× 無い → 〇 ない
これはほんの一部ですが、普段×の方の表現を使う方も多いのではないでしょうか。
筆者も×の表現を数多く使っていました。
接続詞
原則として全てひらがなで記載することになっています。
ただし、下記の4語は例外として漢字で記載します。
- 及び
- 並びに
- 又は
- 若しくは
漢字だったり、ひらがなだけのものがあったりとややこしいですね。
項番の順序
段落分けに使う項番にも、順序のルールがあります。
1、2、3 → (1)、(2)、(3)
ア、イ、ウ → (ア)、(イ)、(ウ)
a、b、c → (a)、(b)、(c)
印象に残る独特の言い回し
筆者が務めていた自治体の文書で、印象に残った言い回しを列記します。
- ~するものである
- 勘案し
- 推進
- ~してよろしいか
- このことについて
- 伺うもの
まとめ
公用文について代表的なものを記載しましたがいかがだったでしょうか。
公務員の作成する文書は、この公用文ルールを遵守する必要があるため、独特の言い回しに慣れる必要があります。
慣れ過ぎて普段の生活で公用文ルールを適用してしまうと、一発で公務員だと身バレしてしまいますので注意してくださいね(笑)
余談ですが、あなたがどこかの自治体に入庁したら、公用文にうるさい先輩職員が決裁のたびにドヤ顔であなたが作成した文書に赤ペンを入れてきますので、その時は心静かに耐え忍んで下さい。
ここまでお読みいただきありがとうございました♪
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【参考】筆者が公務員を辞めた理由についての記事
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