脱!公務員ブログ

Sier企業に勤めている元公務員SEが、自身の体験を元に公務員の実態や転職の経験談、現職の仕事関係の情報などを発信していきます。

地方公務員に必要なスキルセット4選

本記事では、地方公務員として13年間務めた経験のある筆者の実体験を元に、地方公務員として働く上で、持っていた方が良い知識やスキルセットについてお話ししていきます。

 

現役の地方公務員の方、これから公務員になろうとしている方は知っておいて損はありませんので、是非ご一読ください♪

 

 

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1.officeソフトの知識

公務員は事務作業がかなり多いので、Excelやwordなどのスキルはあればあるほど有利です。

文書作成はwordやpowerpointで行うことが多く、集計表や明細などの資料はExcelを用いることがほとんどです。(教育系の部署だと、文書作成に一太郎を使っているケースもあるようです)

 

Officesソフトをどれだけ使いこなせるかで、仕事の速さ・仕事量のキャパシティに直結してきますので、たくさん勉強した方がよいです。

 

特にデータ量が多く、条件が複雑化している資料などはExcelの関数を理解していないとファイルの中身を理解できず、条件が変化した場合にファイルのメンテナンスができずに路頭に迷うことになりますので、暇な時間を見つけて関数の意味を理解するようにするといいと思います。

 

高度なものになると、VBA(マクロ)を利用して処理を自動化しているものもあります。(筆者もよく作ってました)

 

 

また、筆者がいた自治体ではAccess(簡易なデータベース作成ツール)がかなり幅を利かせており、昔誰かが作ったファイルをずっと利用していて、ブラックボックス化していることがかなり多かったです。(前述のVBAを利用したExcelのパターンもあります)

そうすると、要件が変わってファイルに手を入れなくてはいけない状況になった時に、誰もわからなくて困ってしまい、そのタイミングで配属されている職員がなんとか対応せざるを得ないことになります(-_-;)

 

Accessは後述するデータベースの知識が必要なので、初心者はなかなか取っつきにくいところがあるんですよね・・・

使いこなせれば色々便利なんですけどね(´・ω・`)

 

筆者も若い時に、誰もわからないファイルの解読や修正を周囲の職員に押し付けられた結果、めでたくスキルアップ出来ました(笑)

 

どこの職場にも複雑化したofficeファイルはあると思いますので、毛嫌いせずに今自分が利用しているファイルの仕組みを理解するだけでも、いい勉強になりますよ♪

 

2.データベース等のシステムの知識

見出しを見て、意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、地方自治体では住民基本台帳や税、徴収関係や保険関係など、多岐に渡る業務システムを運用しています。

 

制度や法改正に起因し、システムの仕様を変更する改修を行うことも多く、システム業者さんと改修内容などについて会話する場面があります。

 

その際、基礎的なデータベースの知識やシステム仕様の理解が無いと、会話についていけなかったり、業者さんに正確に意図を伝えることができずに、後々になってシステムが予期せぬ仕様になってしまったなんてことが起きてしまいます。

 

これが原因で市民サービスに影響を出して、新聞沙汰になってしまう自治体もよく見ますね・・・

 

また、システムの仕様上欲しい機能が不足していて、予算的に改修も頼めないとなったとき、自らサブシステムを構築する必要にかられる場合があります。

 

これは筆者がいた自治体の例ですが、Accessで業務システムのデータソースにリンクし、様々な条件付けを行ってデータ抽出をしたり、帳票を作成したり、画面を作成したりするサブシステムが多い部署では10数個あるところもありました。

 

このようなサブシステムが業務の根幹となってしまっていることもざらにあります。

そうすると、仕組みは理解していないが利用せざるを得ないという状況に追い込まれます。

 

独自でサブシステムを作ると、維持するのが大変なので管理的な問題が起きるのですが、筆者が見ている限りではその時はそうせざるを得なかったという状況が多かったですね・・・

 

配属されるタイミングによっては、サブシステムはおろか業務システムの更新業務にぶつかる時もあるので、システム関連の知識は自衛の観点からも持った方がよいです。

 

経験の浅い若い職員が、システム担当にされることが非常に多いので・・・(-_-;)

 

この手の話は、ベテラン職員がフォローできるといいと思うんですが、そのベテラン職員もITの知識無かったりして、誰も教えてくれる人がいない!という状況になりがちです(´・ω・`)

 

3.法令知識

やっとイメージ通りのものが出てきましたね(笑)

 

地方公務員の業務は法令や自治体の条例等に基づいて行われているため、自身が行っている業務の根拠を理解するうえでも、法令を読んで内容を理解できるレベルになっておいた方がよいです。

 

筆者もこの分野はかなり苦手でした( ;∀;)

 

言い回しが独特過ぎますし、○○条例第〇条「~は〇〇市長が別に定める」とか書いてあることが多いんですが、「別に定める」って何よ!?

 

って思うんですけど、この場合は下位の法令に規定されているパターンなんですよね。

 

○○条例の場合、○○条例施行規則などのもう少し細かいことが書いてあるものに明示されていたりします。

 

回りくどい言い方しないではっきりどこにあるか書けとry

 

あとはこんなパターンもあります。

 

★A法〇条 ・・・○○はB法〇条に準じるものとする

 

★B法〇条 ・・・はC法〇条に定める

 

★C法〇条 ・・・A法△条に、、、、

 

結局A法に戻っとるやんけ!!(;゚Д゚)

 

と思ってしまうぐらい、あっちにいけ、こっちにいけと言わんばかりに色々な法令を読ませたがる傾向があるので慣れが必要です。

 

個別法の話ですが、基本的な時効とか日数起算や相続、契約書の内容などは民法がベースになっていることが多いので、民法にも目を通しておいた方がよいです。

 

他は地方税法も知っておいて損は無いです。

地方税の賦課情報が事業や保険料などの根拠となっていることが非常に多いので、学んでおくと汎用的に役立ちます♪

市民から、なぜ自分が事業対象者にならないのか、なぜこの保険料なのかという問い合わせを受ける場面が多く、その時に地方税まで理解して包括的な説明ができると、説明の深みが増すので納得してもらえる確率が上がります(^^)/

 

あとは国税徴収法ですね。

収納系の部署だと、税以外の料でも国税徴収法を根拠として催告や強制徴収、資産調査を行うので、こちらも知っておくとよいでしょう。

 

若手だと3分の1ぐらいの確率で上記の法が関係する部署に配属されると思いますので、新卒の方は特に勉強してみて下さいね♪

4.ライティングスキル

公務員は文書主義なので、内部の意思決定や市民への通知、内部通知、予算資料や議会資料など、嫌になるぐらい文章を書く場面があります。

 

ポイントは簡潔明瞭に記載することです!

 

文字数が多くなりすぎて、何が言いたいかわからない文書はNGです。

 

ただし、公務員の場合、公用文を用いて文章を作成する必要があります。

 

 ↓【参考】公用文に関する記事

www.withdrawal-civilservice.com

 

また、上司によって表現の好みが変わるので、意味は同じでもいわゆる「てにをは」にこだわって全然決裁が進まないってことも多々あります(-_-;)

 

思い通りに仕事が進まないことは非常にストレスでしたが、おかげでブログの記事を執筆できるレベルになりましたので、その点は前職の方々に感謝です(笑)

 

文書作成のスピードが上がれば上がるほど、時間に余裕出来ますので、いっぱい文書を書いてライティングスキルを上げましょう♪(#^^#)

 

まとめ

今回は地方公務員に必要なスキルや知識をまとめてみましたがいかがだったでしょうか。

 

本記事でお話しした知識を身に着けていれば、どの部署でも活躍間違いなしですので是非参考にして下さいね♪

 

 

↓公務員の出世部署ランキングはこちらです♪ 

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↓給与制度についてのまとめです♪

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↓公務員あるあるネタ

 

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