本記事では筆者が昔偶然図書館で出会い、衝撃を受けた一冊について読書記録と紹介を兼ねてお話ししたいと思います。
今回お話しする一冊は、自己啓発本の頂点との呼び声高い、「完訳 7つの習慣」(著者:スティーブン・R・コヴィー)です。
この本を読んでから、トレーニングや読書の習慣をつけるようになったり、自分の生き方について真剣に考えるようになりました。(それまではギャンブルやタバコなど、マイナスの習慣ばかりでしたが・・・w)
手元に置いて何度も読み返したいと思い、最近書店で購入しました♪
この本の素晴らしさをお伝えするのと同時に、理解度を深め知識の定着のために、章ごとに数回に分けて読書記録としてまとめていきます。
今回は第一部「パラダイムと原則」の読書記録です!
完訳 7つの習慣 読書記録 ~第一部 パラダイムと原則~
導入部分となる「パラダイムと原則」を読んで得たことについてお話ししていきます。
人は誰しも悩みを抱えていて、それは人の数だけ多種多様なものがあります。
- ・ダイエットしたいけどやる気が出ない
- ・結婚生活が破綻している
- ・子供が言うことを聞かない
- ・仕事ばかりの毎日で、家庭を失ってしまった
- ・人の成功が妬ましい
- ・自分の意見を言えない
- ・努力しても効果が実感できない
上記のような悩みはどれも根が深い問題であり、応急処置的な対応で解決できるような内容ではありません。
このような悩みに対して、人はどうアプローチしていくべきか、どう向き合っていくことが人生を豊かにするのか、ということに対する答えがこの本にはあります。
息子さんへの接し方
著者のエピソードとして、著者の息子さんが学校生活になじめず、テストもスポーツも出来ない状況に対しての接し方が語られています。
最初は息子さんのためを思い、「こうするといい」「あきらめないで頑張れ」などと親としてのアドバイスを送っていたそうです。
息子さんはそんなアドバイスを受けても、伸び悩んでいる状況。
ある日、そんな親としての行動理念が、「息子は他の子より劣っている。だから自分たちが守ってあげないと」という自身の認知によるものということを著者は悟ったそうです。
子供のためを思っているように見える言葉も、実は自分の望みを息子に押し付けているようなものであったと。
他者の目を気にして、息子自身の気持ちに目を向けていないことに気付いた著者。
それからは息子さん本人の意思を尊重し、他の子との比較を止め、息子さんの可能性を信じて見守ることに徹したそうです。
すると、息子さんは自分に自信を持ち始め、圧倒的なペースで成長し、テストもスポーツも突出して優秀な成績を残すようになりました。
これは後に続く原則の解説の伏線になっています。
物の見え方
同じ絵を見ているにも関わらず、若い女性に見えるグループと老婆に見えるグループに分かれ意見が対立してしまうエピソードが語られています。
事前に半分の人間は若い女性の絵を見せられており、もう半分の人間は老婆の絵を見せられていたことにより、認知に影響を与えられています。
双方のグループが絵の見え方の相違点について議論することで、相手の見え方について認識したそうです。
以上のエピソードから、全ての物事は自分の主観を通して認識されているものであり、自分の見え方次第でプラスにもマイナスにも作用することがわかります。
自分の常識は相手の常識ではない、同じことをしても喜ぶ人と悲しむ人に分かれるなど、世界は一人一人の人間によっていかようにでも違う見え方をするという事実について、非常に考えさせられました・・・
例えば私なんかは物事を悲観的に考える癖があって、自分の置かれている状況に満足していなかったり、漠然と虚しい気持ちになることが稀によくあります。
しかしながら、他者からすると私の状況は充実しているように見えるようで、私の内面を理解してもらえることは少ないです。
このエピソードは凄く理解できて、事実はただあるだけで、事実に対する意味付けを行っているのは人格であるということなんですよね。
極端に言えば「自分最高!」って思ってたら虚しい気持ちになることも少ないでしょうし・・・
頭では理解していても、自分の思考の癖って変えるの難しいですね・・・
人格の完成形は「相互依存」
人間には依存、自立、相互依存の3つの成長ステージがあり、相互依存が最も成熟している状態だそうです。
社会は相互依存で成り立っているので、最も豊かに生活できる状態は相互依存の状態であるとのこと。
人のせいにしたり、人の評価が無いと自信を持てなかったりする状態は「依存」であり、最も未熟な状態。
私は人に頼らずに、自分一人で物事を完結させてしまう傾向があります。
これは「自立」というステージに自分がいるということがわかります。
しかし「自立」のステージもまだまだ成長途上。
自分自身の価値を認めた上で、他者を愛し、他者を受け止めることができるという「相互依存」の状態。
自身の他者への心理的な障壁を取り払い、「相互依存」という高度な精神状態に持っていけるよう日々鍛錬ですね・・・
P/PCバランス
Pは成果(Production)、PCは能力(Production Capability)で、二つのバランスを取ることが長期的な成功を収める上で非常に重要であるとのこと。
イソップ寓話の「ガチョウと黄金の卵」の例を用いてわかりやすく解説されています。
黄金の卵がPで、黄金の卵を産むガチョウがPC。
成果だけを求めすぎても駄目だし、能力だけを求めすぎても駄目。
この理論を適用すると、成果だけを求めるブラック企業は、P(利益)ばっかり見て、PC(利益を生み出す社員)を軽視しているから長続きしないよってことですね(^-^;
私は自分にこの理論を適用するにあたり、どんな人生送りたいかってのがPで、そのために何が必要かってのがPCという風に解釈しました♪
そうして自分を振り返ると、知識を得る、資格を取る、技術を身に着ける、筋トレする等のPCを伸ばす行動ばかりで、どんな人生送りたいかってことの軸が無いなって思いました。
目的は無いけど修行だけしてる感じですね(笑)
自分がどうなったら幸せなのか。
自分は何を求めているのか。
自分のことを深く理解しないと解けない問題ですよね・・・
自分がどんな人生送りたいかって、結構難しい話なんじゃないかな?と思いました。
あとがき
「完訳 7つの習慣」導入部分のご紹介でした。
この後の章では具体的に人生を豊かにするための「7つの習慣」について記載されているので、読んだら振り返りも兼ねてお話ししていきますね(#^^#)
とっても素敵な本なので、是非是非ご一読くださいね!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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