日々の暮らしの中で見かけないことがないごみ収集車の作業員。
本記事はごみ収集車の作業員は公務員なのか、仕事内容や採用されるためにどうすればよいのか、職場の実態も含めて元公務員が実情を解説する内容になっております。
それではお話ししていきます。
ごみ収集の作業員は公務員なのか?
結論から言うと、2パターンに分かれます。
自治体によって直営でごみ収集を行っている場合と、民間企業に委託している場合があります。(割合としては委託の比率が高いです。)
ですので、自治体によってごみ収集の作業員が公務員かどうかは異なってくる、ということになります。
お住まいの自治体がごみ収集の民間委託を行っているかどうかは、自治体のホームページを確認すると良いでしょう。
ごみ収集の作業員になるには?
その自治体が直営でごみ収集を行っている場合、自治体の採用試験を受けることでごみ収集の作業員になることができます。
採用後ですが、作業員としての採用枠になるため、公務員と言っても現場系の部署にしか配属されないことがほとんどです。
ごみ収集作業員の仕事内容について
作業中のごみ収集車を見たことがある方はわかると思いますが、作業車に3人1セットで乗り込みます。(運転手含む)
そして担当地域のごみステーションを順番に回り、住民が出したごみを回収します。
曜日により回収するごみは異なりますが、大体の自治体が下記の分別となっております。
回収後は、ごみの種類により指定されている集積所に荷下ろしを行い、作業後に時々作業車の洗車を行って一日が終了する、という流れです。
結構単調な仕事ですが、腰を痛めやすい仕事でもあるため、体力に自信がある人以外はお勧めしません。
また、今からごみ収集の作業員を目指すのであれば、絶対に知っておかなければいけないことがあります。
ごみ収集作業員になる前に知っておきたいこと
ここからはごみ収集作業員になる前に事前に知っておくべきことをお話しします。
全国的に民間委託が進んでいる
まずはじめに、ごみ収集を直営で行っている自治体は年々減少しています。
人件費削減などの観点から、どんどん民間への委託が進んでいるのが現状です。
自治体によっては、完全に民間委託を行っているところも珍しくありません。
最悪なパターンとして、採用後、数年経過したある日、
「民間委託するからこの職場無くなるからね!」
と無情なコメントで強制的に事務職などに配置転換され、慣れない仕事をやらされる可能性が高いです。(公務員は身分保障強いので、解雇にはならないです)
このように、ごみ収集作業員に将来性はありませんので、留意してください。
労働組合色が強い
前述の民間委託に関連して、職場風土として労働組合のカラーがとても濃いです。
これは、組合活動について、暗黙の了解的に強制参加させられる可能性が高いということです。(土日のプライベートな時間が削られることも・・・)
労働組合の活動は、ただの飲み会もあれば、交流会と称した遊びの会、泊まり込みの研修会、はては応援する議員の選挙のビラ配り(これ公務員がやったらアウトだと思うんですけどね)など、バラエティに富んでいます。
年齢層が高く、癖が強い人が多い
長年ごみ収集一筋の作業員の方も多く、年齢層が高い傾向があります。
そのため、なかなかに癖が強い人が多いです。
私も若かりし頃に総合職採用なのにごみ収集の課に配属されたため、どんな実態なのかは身をもって知っています。
ごみ収集の課がどんな状況だったのかについては、下記の記事をご参照ください。
www.withdrawal-civilservice.com
まとめ
ごみ収集作業員は、直営であれば公務員と言えるが、民間委託を行っている自治体が数多く存在する
自治体で行っている採用試験に合格することで、ごみ収集作業員(公務員)になることができるが、以下の点に留意する必要がある
- 全国的に民間委託が進んでおり、職場が無くなる可能性が高い
- 労働組合の活動に参加しないといけない可能性が高い
- 年齢層が高く、癖の強い人間が多い
以上、ごみ収集の作業員について解説する記事でした。
また、他にも公務員を目指している方にとって必要な情報をまとめた記事がありますので、よかったらご一読くださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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