INFJ(提唱者)は、【過去】に縛られている。
厳密にいうと【未来の過去】に拘束されている。
これから、発生しうる後悔を取り除くことに神経をすり減らしている。
後悔には2つのパターンがある。
1つ目は「余計なことをするパターン」であり、挑戦することにより生じたリスクが失敗の原因となり、後悔を生む。
2つ目は「やるべきことをやらなかったパターン」であり、怠惰が原因となり成功を逃すことで、後悔を生む。
だから、無理な挑戦はせず、周りと比べて遜色のない程度に努力する必要がある。
これはすべて、後悔の過去を作らないためである。
後悔の過去を作らないために、常に自分を監視し、時には罵倒し、生きている。
【今】という時間は、【後悔の過去】を作らないことに注意が向けられている。
【未来】という時間は、【後悔の過去】を作らないための準備に費やされている。
だから、欲する。「理不尽な不幸」を
自分の努力や真面目さを、
台無しにしてしまうような、
帳消しにしてくれるような、
運が悪かったと自分を納得させられるような、
どうしようもない不幸を。
できない理由とやらなかった理由になる、
「やっても、やらなくても意味なかったね」
と言える都合の良い不幸を。
この世を去る時、なんと思うだろうか。
後悔の無い「良い人生」だったと思うだろうか。
たぶん、思わない。
私には、【未来】も【現在】もなかったと気づくだろう。
過去のために生贄にしてきた、【未来】と【今】を悔やむだろう。
我々が真に望んでいた理不尽な不幸とは、
この世からの「強制退去」であったのかも知れない。
なんて理不尽な世界だ。
懸命に生きてきたのに、真の望みは対極にあったなんて。
誰が悪い?何が悪い?
「後悔の無い過去」が全部悪い。
じゃあ、もういいよ。気にしない。
やっと楽になった。
それでは、
『戦闘、開始。』
あなたにも聞こえるだろう。
恋と革命のため、理不尽に生きることを決めた、あの女の声が。
本日のおススメ曲
バ ン ド 名 :ハヌマーン
作 詞 :山田亮一
曲 名 :反撃開始
好きな歌詞:「狂熱の躍動を以って 濁点を帯びる鉄線が 反撃の号砲の様で 俺は呼吸速める」