脱!公務員ブログ

元地方公務員(市役所職員)→商社系Sier→ベンチャーITコンサルの経歴を持つブログ運営者が、自身の体験を元に公務員の実態や役立つ知識や経験談、IT関連の技術的な情報、美味しいお店の情報、趣味(野球、音楽、ゲーム、麻雀)に関すること、私自身の波乱に満ちた人生経験について発信します。記事を読んだ後は少し知識が増えて、笑顔になれる(ネタ要素満載)、そんなブログですので是非お立ち寄り下さい♪

未経験でも転職できる!公務員からコンサルタントへの転職キャリアパスについて元公務員ITコンサルが徹底解説!

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「公務員ではなく、別なキャリアを歩みたい・・・」

「キャリアアップが見込める実力主義の組織で自分を成長させたい・・・」

この記事は転職を考えている公務員の方にご一読いただきたい内容です。

本記事は地方公務員(13年間)→商社系SierベンチャーITコンサル(現職)と務めてきた経験のある筆者が、公務員からの転職先としてコンサルタントがおすすめである理由について解説する記事です。

記事を読むことで、公務員からコンサルタントへのキャリアチェンジが現実的である点について、理解することができます。

実は公務員としてのスキルや経験は、コンサルタント業務に活かすことができるものなんです。

それでは公務員の経験がコンサルタントとどのように親和性があるのかについて、具体的にお話していきます。

コンサルタント業務に活かせる公務員の職務経験

スキルが身につかないと揶揄されることの多い公務員。

ですが、公務員時代に経験した様々な業務の中で、コンサルタント業務に活かせるものもあります。

複数の部署が関係する案件の調整業務

コンサルタント業務は、複数のステークホルダーの意向を踏まえた上で、どのように案件を進めるか調整する必要があります。

そのため、公務員時代に複数の部署が関係する案件の調整を行った経験が活かせます。

「複数の部署の調整なんてしたことないよ・・・」

と思ったかもしれません。

ですが、複数年公務員として勤めてきた場合は、新しい政策を行う場面などで大なり小なり調整が必要な業務を行ってきているはずです。

  • 予算を通すために財政部署と調整
  • 組織全体の計画と整合性をとる上で企画部署と調整
  • 前例にない契約を行う場合は契約部局と調整etc・・・

公務員時代には「めんどくさい!」と思っていた上記の経験も、コンサルタントに求められる複数のステークホルダーを調整する能力として活きることになるわけです。

予算要求や政策立案のための根拠としてのデータ分析・資料作成

公務員は予算要求時などに、根拠としてデータ分析やつじつまを合わせる業務を行うことが多いです。

この経験はコンサルタントとしても重要で、クライアントのニーズを把握し、適切な解決策を提案するために必要なスキルです。

公務員時代はやたら財政部局が資料要求してきてめんどくさいな・・・

と思ったかもしれませんが、この泥臭い資料作成経験がコンサルタント業務に活かせる要素なんです。

入社するファームや案件にもよりますが、コンサルタント業務はデータ分析と資料作成のウェイトが非常に高いため、この経験は絶対に活きてきます!

コミュニケーションスキル

公務員としての経験から得たコミュニケーションスキルは、クライアントとの関係構築やプレゼンテーションにおいて大いに役立ちます。

住民の方はもちろん、業者や内部の職員に対しても、公務員として好感を持たれるように振る舞ってきたと思います。

コンサルタントは正論で押し切るだけでは務まらず、クライアントや同僚と友好な関係を保つことがとても大切です。

そのため、公務員として信頼を持たれるよう振舞ってきたことで培われたコミュニケーションスキルが、クライアントにバリューを出せるコンサルタントになるために必要な素地となるわけです。

クライアントは公共も存在する

コンサルタント業務を受注するクライアントが公共団体である場合、ストレートに経験が活きることになります。

私もそうですが、クライアントの組織体質や内部事情について精通していることが、コンサルタント業務を行う上で非常に有利に働きます。

クライアントの事情を肌感で理解していることが、他のコンサルタントと差別化を行う上で強みとなります。

そのため、転職先のコンサルティングファームはクライアントに公共がある企業を選びましょう!(私も公共向け案件があるファームに転職しました)

 

公務員からコンサルタントに転職するプロセス

前述のように公務員とコンサルタントには親和性がありますが、コンサル業界は人気があり倍率が高いです。

そのため、無防備に転職活動に臨むと玉砕必死です・・・

ではどうすれば転職の成功率を高めることができるのか、という点についてお話していきます。

自己分析と転職理由の整理

一番最初に取り組むべき工程です。

コンサルティングファームの面接官は、とても高スペックであり、薄っぺらい転職理由を見透かしてきます。(その辺の企業の方とはレベルが違います)

そのため、

「なぜコンサルティングファームに転職するのか?」

もっと言うと、

「なぜうちのコンサルティングファームを希望するのか?」

という質問を必ずされます。(鬼のように深堀りされます)

この質問にロジカルかつ熱意が伝わるように回答せねばなりません。

面接官に納得してもらえる回答を行うためには、まず自分で自分を深堀りする必要があります。

私の場合は、

  • 現時点の最終目標として社会問題を解決するために起業したいandITに携わる業務が好き
  • だけど今はスキルも経験も知名度も足りない
  • ITコンサルは経営の観点も学べるしクライアントも責任者層となるため学びが多いand高額なフィーに見合った質の高いアウトプットを要求されることが自己成長にポジティブなプレッシャーとなる

∴自分を成長させるためにはITコンサルがベストと考えた

という理論でご説明し、内定を頂くことができました。

また、私の場合はベンチャーコンサルティングファームに入社しました。

なんでうちの会社なの?という点については下記のように回答しました。

  • クライアントに公共団体があり、自身の経験がダイレクトに活かせるので評価いただけると考えた
  • 大手ファームだと大きな案件の一部にしか携わることができないが、少人数である御社は携わることができる範囲が広く、自身の成長にもってこいだと考えた
  • 事業内容と企業理念にとても共感を覚えた(ガチです)

理路整然と回答するためには、徹底的な自己分析が必要不可欠です!

職務経験の棚卸

徹底的に自己分析ができたら、次は職務経験を余すことなく棚卸して言語化しましょう!

このステップも書類選考を通過する上で非常に重要です。

新卒であれば学歴重視のポテンシャル採用となりますが、中途採用の場合は学歴はほとんど見られません。

そのため、公務員の職務経験として何を行ってきたのか?ということが最重要項目になります

また、職務経験を客観的かつイメージしやすいように記載するためには、案件の規模やその中での自分の役割、どんな点に注力してきたかについて、数値を用いつつ記載するのが良いです。

あなたがこれまで頑張ってきた仕事の内容について、採用担当の目に留まるように徹底的に記載しましょう!

転職エージェントの活用

「自己分析も職務経歴の棚卸も一人でやるの難しいな・・・」

転職した経験がない場合、前段の作業はなかなか大変だと思います。(私も一回目の転職は苦労しました)

そんな場合におすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。

転職エージェントの利用は基本無料で、自己分析に必要な壁打ち相手になってもらえたり、職務経歴書の添削も行ってくれます。

転職エージェントは求職者の内定後、企業からエージェントに対し報酬が支払われるビジネスモデルのため、求職者側は無料で利用することができる仕組みとなっています。

そして業界にも精通しており、転職希望者と企業のマッチ度が高まるよう調整してくれるため、一人で転職活動するよりミスマッチの危険性も下がります。

おすすめの転職エージェント

コンサルタント業界への転職に特化したおすすめの転職エージェントをご紹介します。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングはBIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)やアクセンチュアなど総合系コンサルティングファームの転職に強いエージェントです。
(2014年〜18年の大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位)

転職支援数の多さに裏打ちされるように、コンサル業界各社との太いパイプがあり、より業界に特化したエージェントです。

特に近年はIT人材の不足ということもあり、私のような情シス経験者などのITバックグラウンドがある場合、より転職が成功する期待値が高いです!

上記に該当する方もそうでない方も、キャリアの選択肢を広げるためにまずは転職エージェントに相談することをおすすめします。(サービスは無料で利用可能)

アクシスコンサルティングのサービス利用を開始したい場合、下の広告リンクから登録可能です。

まとめ

以上、公務員の転職先としてコンサルタント業界をおすすめする記事でした。

私は現在の行政組織は、優秀な人間を腐らせる悪しき組織体質であると考えています。

また、私は優秀なあなた自身が行政組織に使い倒されてしまうことが非常にもったいないことであると思います。

スケールの大きな話ですが、日本全体の生産性向上を考えた時に、優秀な人間がいかんなく能力を発揮できる環境は絶対に必要だと思います。

個々人の志向もあるので必ずしもコンサルタントを目指す必要性はございませんが、限りある人生の過ごし方をご自身が後悔しないものとなるよう、一人の元公務員として心から願っております。