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勝ち組地方公務員(市役所職員)の条件とは?元地方公務員が徹底解説!

「地方公務員は勝ち組なのか?」

本記事はこのような疑問をお持ちの方にぜひ読んでいただきたい内容になっております。

本記事は地方公務員(市役所職員)として13年間務めた経験のある筆者が、地方公務員が勝ち組と呼ばれるための条件や理由について解説する記事です。

巷では地方公務員は「勝ち組」と言われることが多いですが、勝ち組であるためにはたった一つだけ必要な条件があります。

それでは地方公務員が「勝ち組」である条件、「勝ち組」な要素について順を追ってご説明していきます。

地方公務員の勝ち組としての条件は?

地方公務員で勝ち組である条件は、田舎の地方自治体の職員になることです。

シンプルすぎて何やねんと思ったかもしれませんが、これにはきちんとした理由があります。

そもそも「勝ち組」というものは、他との相対比較でしか成立しないものです。

ほかの何かと比べて優れている(と思える)からこそ、「勝ち組」という表現が使われることとなります。

次はなぜ田舎の地方公務員が「勝ち組」と言えるのか、その理由について解説します。

そもそも田舎の地方自治体の定義は?

田舎という言葉だけでは抽象的すぎますので、まずはじめに田舎の地方自治体の定義を行います。

本記事で解説する田舎の地方自治体の定義は、政令指定都市中核市以外の地方自治体とします。

逆に言うと、政令指定都市中核市の地方公務員はさほど勝ち組とは言えません。

田舎の地方公務員が勝ち組である理由

田舎勤めの地方公務員が勝ち組である理由については下記の通りです。

相対的に周囲より年収が高くなる

地方公務員の年収は、大企業を含めた民間企業の平均年収を参考にして決定されます。

勤務先としての田舎の市町村の民間企業は、中小企業が大多数を占めます。

中小企業である地元企業だと、なかなか全国平均レベルの年収を労働者に支払うことは難しく、給料は低い水準になりがちです。

そのため、田舎の市町村で地方公務員として勤めると、相対的に年収が高めの水準に位置することとなり、周囲から見て勝ち組扱いされることが多いです。

田舎の市町村で地方公務員レベルの年収を得ようと思ったら、農協や銀行勤めぐらいしか選択肢はないです。

ちなみに、実際地方公務員はどのぐらいの年収になるの?という点については、ほかの記事にまとめていますので、参考としてください。

★参考記事リンク 地方公務員の給与制度について

www.withdrawal-civilservice.com

★参考記事リンク 中途採用の年収

www.withdrawal-civilservice.com

ステータスとして認められやすい

前述のように田舎の市町村は条件の良い勤め先は少ないです。

そのため、市役所(役場)に勤めているだけで、無条件に信頼を得られる性質があります。

近所づきあい審査市役所(役場)勤めである、というだけで、

「立派ですね!」

「いいところに勤めていて羨ましい!」

このように評価されることが多いです。

ローン審査が通りやすい

地方公務員は何と言っても安定がウリです。

そのため、マイカーやマイホーム購入時のローン審査はまず間違いなく突破できます。

田舎の市町村では、金融機関の営業や保険屋のお姉さんが地方公務員を目がけて群がってくるレベルです。

その様子は、さながら地面に落ちたアイスに群がる蟻のようです・・・

もし地方公務員になったら、前述の人々が群がってくるので、よくよく話を聞いた上で契約などを行うようにしましょう。(金づるにされないように注意!!)

婚活とかでまずまずモテる

結婚相手としてみた時に、地方公務員はとても安定しているため信頼されやすいです。

そのため、合コンや婚活などで条件面で足切りされないため、まずまずモテると言えます。(あとは本人の外見とか性格次第)

田舎の市町村で公務員レベルの年収帯の人間はそう多くはないため、相対的に見て優良物件扱いされやすいです。

田舎の地方公務員のデメリットは?

ここまでは良いことばかり話してきましたが、物事は必ず良い面と悪い面を持ち合わせているため、田舎の地方公務員にも当然デメリットはあります。

遊ぶところが少ない

田舎の市町村は人口が少ないこともあり、商業施設があまり多くありません。

そのため、休日等に出かける場所の選択肢も少なく、退屈になりがちです。

休日は落ち着いて暮らしたい人にとっては良いですが、活発に行動したい人にとっては刺激が少なく物足りない生活となってしまいます。

井の中の蛙になりがち

田舎の地方公務員は「勝ち組」と言われることもあり、周囲から高い評価を受けることが多いです。

そして地方公務員は年功序列により、勤めた年数が長ければ長いほど自動的に年収も役職も上がります。

地方公務員は、年収アップするために自己研鑽等の努力は必要ありません。

そのため、たいして努力もせずそれなりの生活水準レベルが享受できてしまうので、慢心しがちです。

以上のこともあり、いわゆる「老害」的な思考を持った人間が醸成されがちな環境である点には注意が必要です。

★参考記事リンク ヤバい老害公務員の例(実話)

www.withdrawal-civilservice.com

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レベルが低く成長できない

前述の通り年功序列で自動的に昇進・年収アップするため、堕落しがちなところがあります。

スキルアップしなくても待遇が良くなってしまうこともあり、成長意欲がある地方公務員はとても希少です。

そのため、職場としてみた時には決してレベルが高い人たちが多いとは言えません。

田舎の地方公務員の実態として、若いうちは意欲があった職員も次第に周囲の人間に感化され、現状維持のことなかれ職員になってしまう組織体質があります。

★参考記事リンク

www.withdrawal-civilservice.com

村社会で息苦しい

田舎の場合、良くも悪くも人間関係が濃いです。

しかも地方公務員の場合、部署移動があるとはいえ基本的には同じメンツで長年過ごすことになります。

上記の性質から、村社会的な要素がとても強いです。

  • 出身高校ごとの集まりみたいなのが定期的に開催される
  • 何かしらのカテゴリ(同年代・同じ部とか)で飲み会が多発する
  • 一度悪評が立つと払拭できない
  • すぐに噂が立つ

上記のような要素が嫌な場合、田舎の公務員勤めはおすすめできません。

まとめ

以上、勝ち組地方公務員の条件について解説する記事でした。

あくまで仕事は人生の一部であり、職業がその人の価値を決めるわけではありません。

生きているとついつい他人目線になりがちですが、「勝ち組」なんてワードにこだわらず、自分が望む人生を歩んでほしいと思っています。

他者評価に拘らず、自分自身が人生において本当に望むものを見つけるようにしましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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