脱!公務員ブログ

元地方公務員(市役所職員)のSEが、自身の体験を元に公務員の実態や役立つ知識や経験談、IT関連の技術的な情報、美味しいお店の情報、趣味(野球、音楽、ゲーム、麻雀)に関すること、私自身の波乱に満ちた人生経験について発信します。記事を読んだ後は少し知識が増えて、笑顔になれる(ネタ要素満載)、そんなブログですので是非お立ち寄り下さい♪

実はいいことだらけ?地方公務員的処世術「知ったかぶり」のすすめ

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」👨‍🏫

という言葉があるように、知ったかぶりは良くないこととされています。

しかしながら、私が地方公務員を経験したなかで、知ったかぶりにもメリットがある!と気づいたことについて、本記事で紹介したいと思います。

それでは見ていきましょう!

メリット①(情報収集)

知ったかぶりとは、「知らないことでも、知っているように振る舞うこと」です。

「ハッタリをかますこと」とも言えます。

麻雀に例えるならば、自分の「ゴミ手」をまるで「大物手」のように見せかける感じでしょうか🀄

ただし、会話が麻雀と異なるのは、相手がこちらの欠けている牌をすすんで補填してくれるということです。

なぜかというと、人は「聞くこと」よりも、

「話すこと」が好きな場合が多く、自分の知識を披露する機会を欲しているからです。

ただし、知識を披露するためには、

聞き手がある程度知識を持っている必要があります。

よって、多くを知る人(知っているように見える人)は、

会話(知識を披露してもらえる機会)の回数が増え、

自然と情報が入ってくるのです。

メリット②(学習の機会)

知ったかぶりをした後の、自身の行動を思い出してください。

焦ってコソコソと調べていませんか?

一見カッコ悪く見える行動ですが、

私は非常に効率的な学習方法だと思います。

人は何かを取り繕おうとする時、

焦りによって、自然と懸命になります。

この「焦り」を逆手に取ることで短時間での知識習得につながるのです。

過去に知らなくても、現在知っていればOK!

知ってしまった時点で虚勢がそのまま、実勢となるのです😏

メリット③(推測力が身に付く)

ここだけの話、地方公務員を行う上で、知ったかぶりが必要な場面は意外と多いです。

例えば議などで、分からない言葉が出るたびに、進行を遮るわけにはいきません。

また議会などでも、分からないことがあった際は、早急に調べて質疑に対応する必要があります。

そのような際には、会話の中で知らない内容を「推測する力」が必要となります。

もちろん理想としては、事前に分からないことを無くしたいですが

地方公務員の場合は、業務が多岐にわたること部署移動があるため、専門知識を身につける時間は限られています

そして、推測力は実践の中でしか身につきません。

よって、推測力を高めるためには、普段の会話で実践を重ねる必要があるのです。

知ったかぶりのデメリット

次にデメリットについてですが、

当たり前のことが多いので簡単にまとめます。

デメリット①(信頼を失う)

不必要な場面でも知ったかぶりをしてしまい、知ったかぶりであることが周囲にバレてしまうと、

・プライドが高い人
・人の話を聞かない人
・鼻に付くやつ

と信用を失ってしまいます。

デメリット②(誤認知)

知ったかぶりをした相手が話している内容が誤りであった場合、誤った知識が自らに定着してしまうことがあります。

もし、それが重要な事柄である場合は、その後の行動が全て無駄になってしまう可能性があります。

さらには、情報収集した内容が誤情報であることにより、前述のメリットも打ち消されてしまうため、自分自身が知っているつもりになることは大きなリスクを伴います。

知ったかぶりのコツ

では、どのようにしたら知ったかぶりのデメリットを抑えることができるのでしょうか?

私は以下のコツを意識してデメリットを解消しています!

 

コツ①(聞く姿勢)

話したがりにならず、情報収集という目的を忘れないことが大切です。

あくまで、聞き手になりきることが、信用を失わないようにするコツです

知ったかぶりが嫌われる理由は、相手の話を聞く気持ちがないことです。

よって、相手が気持ちよく話せる状況を作り出せば、知ったかぶりを疑われる機会は各段に減ります。

 

コツ②(決まりのフレーズを用意する)

知ったかぶりで危険なことは、質問を投げかけられることです。

その際には、便利なフレーズは下記の通りです。

  1. なんとも言えない問題ですね。
  2. すぐには答えが出せません。
  3. ちなみに〇〇さんはどう思いますか?


ポイントは話し手の尊重です。

人が質問する際の思考としては、

分では解決できないから聞きたい
もしくは、
自分の意見を聞いてほしい
のいずれかです。

1、2のフレーズには問題解決できない相手に対して、

寄り添っているように演出する効果があります。

3のフレーズには、相手が話すキッカケを作る効果があります。

このように、知ったかぶりのデメリットはコツと経験により、パターン化してフレーズを用意することで対処が可能となります。

 

コツ③(正直に知らないと認める)

今まで知ったかぶりを肯定していたのに、

「何言ってんだ!」と怒られるかもしれません🙏

ここでお伝えしたいのは、知らないことの一部を「あえて認める」ことで、

他の部分の信憑性を高めるというコツです。

一部の知らないことを認めることで、

それ以外のことは理解していると錯覚させる効果があります。

 

まとめ

本記事に掲載した知ったかぶりのメリットは、

・情報収集ができる。

・学習の機会が生まれる。

・アドリブに強くなる。

ということでした。

デメリットとしては

・信頼を失う可能性がある。

・誤った認識を持ってしまう。

という部分がありました。

しかしながら、これについては聞く姿勢を保ち話し手を尊重するフレーズを意識することで、克服が可能です。

ポイントは、

・情報収集という目的を忘れず、

・聞く姿勢を保つこと

です。

知らないということはピンチに感じますが、知ったかぶりによって、話し手から自身に不足している知識を吸収できるチャンスに変えることができるのです!

本記事を読んでいただいた皆様が、知識の吸血鬼として職場でご活躍されることを願っております🦇

「吾輩は他にもこんな知ったかぶりコツを知っているぞ!」🧛‍♀️

という先輩吸血鬼の方がいらっしゃいましたら、コメント欄でご紹介いただけますと大変うれしいです!

お読みいただき、ありがとうございました✨