MBTIのタイプ別の相性については、様々な記事で解説されているところです。
本記事は、ENTJ(指揮官)の私が感じた各タイプへの印象や性質から、相性が良いと感じるタイプや、逆に相性が悪いと感じるタイプ、その理由について解説する記事です。
これからお話しすることは、個人の感覚と判断によるものが大きいため、全ての人間に当てはまるものではないです。
あくまで個人の意見にはなりますが、ENTJタイプの周りにいる方が、ENTJタイプを少しでも理解するためのヒントになればと思って本記事を作成しましたので、当てはまる方はご一読ください。
それではお話ししていきます。
相性がとても良いと感じるMBTIタイプ
まずは最高に付き合いやすいと感じるタイプからお話しします。
ISFJ(擁護者)
色々なサイトでENTJとISFJは相性が良いと書かれていますが、これは本当にそうだと思います。
私の妻がISFJですが、なにか物事を決める際にも一切衝突しませんし、性格はだいぶ違うものの、うまく長所と短所が噛み合っていると感じます。
ISFJは自己主張やリスクを取る行動(新しいことにチャレンジするなど)が苦手で、どちらかというと引っ張ってほしい、と思っている性質があります。
それに対し、ENTJは間違った指示を聞くのが大嫌いで、リスクを取ってでも自分の道は自分で決めたい、と考えます。
これがわかりやすく、ENTJが引っ張ってISFJが後ろからついていく、という図式が成り立つわけです。
ですが、ISFJはENTJにおんぶに抱っこなのかというと、そういうわけでもありません。
私は特にそうですが、ENTJは細かい点を見落とす、油断する、我慢がきかないという弱点があります。
逆にISFJは非常に記憶力が良く、慎重かつ正確に行動するため、いい感じに弱点を補ってもらえているなと感じることが多いです。
そしてENTJはあまり感情を表に出しませんが、ISFJは表に出ない感情の動きも汲み取る力があると思います。
感情の自己表現が苦手なENTJにとっては、感情を包んでもらえるような対応が非常にありがたいと感じています。
仕事面でも本質的な考え方が近く、意見の食い違いがあまりありませんので、同僚としても相性が良いと思います。
以上の理由から、ISFJはとても相性が良いと判断しました。
INFJ(提唱者)
このタイプはレアなのであまりお目にかかることはありませんが、相性がとても良いと感じています。
私が一番良いと思っているのは、抽象的な話題について議論できる相手になるところ。
INFJと会話すると、日常的な会話から発展して壮大な話になっていき、気が付けば数時間経過している、ということもざらにあります。
ENTJは議論や抽象的な話題、将来のビジョンについて会話するのが好きなので、INFJは最高の話し相手だと思っています。
そしてINFJは直観力が非常に優れており、「一を聞いて十を知る」の言葉どおり、相手の意図を汲み取る能力が高いです。
相手の感情を読み取る能力が高いことも相まって、少し話を始めただけで何の話か言い当ててくるその姿は、まるでエスパーさながらです。
INFJは感受性が強く、そう簡単に人を信用しないので、心を開いてもらうまでに時間がかかりますが、一度仲良くなれば深い関係が築けるタイプだと感じています。
独特の感性と視点を持っているので、ブラックジョークが通じるところも好きです笑
ただし、表には出ない気性の波が激しい側面もありますので、このタイプと接するときはしっかり相手の感情を見て対応することが重要だと思いました。
★より深くINFJについて考察した記事
www.withdrawal-civilservice.com
ESFP(エンターテイナー)
ESFPは完全に陽キャタイプですが、意外と(失礼)筋の通った考え方を持っており、会話が合う印象があります。
また、ESFPの持ち前の明るさと行動力の高さには見習うべき点もあり、一瞬で仲良くなることも珍しくありません。
手先が器用な人が多く、DIYしてたり美容師だったりするケースも散見されます。
勢いで行動する面もありながら、しっかりと自分の考えも持っているところが好きです。
ENTJも時として遊び心を発揮するところがありますので、ESFPとは一緒にアクティビティを楽しむ友人になるケースが多いです。
第一印象は同性だと明るくて元気、異性だと活発で可愛いと感じます。
同性でも異性でも付き合うの楽なタイプですし、こっちの話も興味を持って聞いてくれてるな~と思った相手の、ESFP率の高さが半端ないです。
相性が良いと感じるMBTIタイプ
ここからは、最高ではないものの、割と合うなと思うタイプについてお話しします。
INTJ(建築家)
タイプ相性のサイトを色々見ると相性悪いと書かれているのをよく見ますが、実際にはそんなことないです。
MBTI的な捉え方をすると、心理機能の順序が異なるだけでENTJとINTJは使っている機能が同じなので、そんなに合わないと感じたことはありません。
INTJと会話する内容は9割が壮大な話で、哲学的な話題から未来予知的な話題、組織マネジメントの在り方や人間の本質など、深い話が多いです。
私のまわりにいる少し年上のINTJは、どっからそんな知識仕入れてきたのか、なぜそこまで理解できるのか、と感じることが多いです。
そこから転じて、私は勝手に当人に賢者というネーミングを与えることにしました笑
INTJは本質的に賢い人が多いので、有意義な会話や、いかんなく議論が行える相手として重宝しています。
ENFJ(主人公)
ENFJも割と珍しいタイプで、私の周りには一人しかいません。
結構年上の居酒屋店主がENFJなのですが、考え方や行動を見ていて人間的に尊敬できる点が多いです。
ENFJは一言で言うなら人格者。
こちらのことも認めてくれつつも、まるで内心を見透かされたようなアドバイスをしてくれることが多々あり、INFJにも負けず劣らずなエスパーなのか?と感じます。
ENTJから見ると、ENFJは人格者な兄貴分的な存在と感じます。
人付き合いも上手く、会話もウィットに富んでいるので、対人関係の上手さは最強クラスのタイプだと思っています。
相性は悪くないが、深い仲にはならないMBTIタイプ
ENTP(討論者)
ENTPは最初は考えていることが自分と近すぎて、お前は俺か?と思ったことがあります。
着眼点や話題、狡猾に損得を計算して動いている点、面白そうな雰囲気を出しながら内心なにか企んでいそうな雰囲気など、共感できるポイントが多いです。
ENTPは頭の回転も速くて色々と面白いタイプなので、好奇心が刺激されるところがいいなと感じます。
しかしながら、ENTPの友人とは行動の根底にあるものや求めているものが違うので、深い付き合いになると自分とは結構違うな~と感じたことがありました。
計画性はあまりなく、縦横無尽に飛び回るような行動をするので、一緒にいると考えが読めなくてちょっと疲れると思うことも。
なので、ENTPとENTJは、少し距離を置いて付き合うのが一番適切な距離感なのかと思いました。
ESTP(起業家)
頭も良くて行動力もあり、社交性が高いESTP。
合理的な思考と行動が早いところが非常に共感できます。
能力があるヤンキー的な陽キャのイメージ。
ただし、ESTPは計画性があまりなく、約束をすっぽかすことも割とあるので、完全に信用して付き合いたいと思うタイプではないと感じました。
ISTP(職人)
ISTPは常に冷静で、何かしらの分野に精通している人が多いです。
私の周りのISTPは、IT機器やシステム開発に精通しており、暇さえあれば何か新しいものを製作しています。(さすが職人)
頭も良くて手先も器用なISTP。
ISTPは人によっては近寄りがたいと感じる雰囲気を持っていますが、ENTJからすると無駄な会話をしなくていいので付き合いやすいと感じます。
ただ、あまり深い人付き合いを好むタイプではなく、一人が好きそうな性質を感じますので、用事のある時だけ会話するのがお互い良いのかなと思っています。
仕事仲間としてはとても良いですが、プライベートでは仲良くならないイメージです。
ISTJ(管理者)
ISTJは何事もキッチリしていて信頼できるタイプです。
仕事でも信頼が置けますし、大人しめだけど話しかけたら喋ってくれる、という印象があります。
合理的な考えを持っているので基本相性は良いと感じますが、ENTJから見ると少し視野が狭くて頭の固いところがあるなとも思います。
もうちょっと楽に考えればいいのに、そんなに真面目にやったら損するよ?と見ていて思うことが多いです。
その真面目さが長所でもあるのですが、深いところまで付き合うとENTJとは考え方が結構違うので、ISTJともほどほどの距離感で付き合うのが良いと思っています。
ESTJ(幹部)
ESTJは合理的な考え方を持っているので、割と付き合いやすいと感じます。
圧が強いので怖がられることがありそうなESTJですが、結構面倒見の良いタイプでもありますので、仲良くなれば意外と身内に甘い側面もあります。
ENTJから見てESTJは、他人に対して厳しすぎるところと、上下関係を重んじるところ、ISTJと同様に視野が狭いところがありますので、価値観の違いから深い関係にはならないのかなと結論づけました。
私は特にそうですが、ENTJは肩書や上下関係を重んじるのがあまり好きではなく、その人の本質そのものを見るので、いわゆる日本の縦社会のノリは好きではないです。
ENFP(広報運動家)
ENFPは明るくて天真爛漫なイメージです。
ENFPは可愛い後輩的な存在と感じることが多いですが、ちょっと天然なところや猪突猛進的な考え方をしているところが危ういなと思います。
遊び仲間としては良いのですが、深いところでは価値観がだいぶ違うのかなと思っています。
ENTJからすると、ついついお節介を焼きたくなるタイプがENFPです。
絶望的に相性が悪い
非常に相性が悪いと感じるタイプについてです。
INFP(仲介者)
申し訳ありませんが、このタイプとだけは仲良くなれないと感じます。
私が出会ったINFPだけがこういう傾向があった、という可能性はございますが、苦手だと感じるポイントがどのINFPも共通していましたので、INFPは苦手であると結論付けました。
理由は以下の通りです。
- 権利を主張して義務を果たさない
- 自分を客観視できていない
- 仕事で求められる能力が低い
- 自分のことは大事にするのに他人は大事にしない
- 繊細過ぎてめんどくさい
- 約束を守らない
以上の要素から、INFPは非常に相性が悪いと判断しています。
行動や言動を見ていても、自分のことを棚に上げて周囲の批判だけして行動しない人や、自分は大切にするのに他人には思いやりがない、などなど、信用できない人間が多いです。
人の悪口は言うくせに、自分が悪口を言われたら被害者面するのが非常に邪悪だと感じます。
また、INFPは合理的な考えが不得手なので、独自理論の誤った思い込みをしているケースが多く、特に仕事面だと絶対に関わりたくない(一緒に仕事したくない)とまで思います。
世の中には自分と合わないタイプはどうしてもいますので、私はこのタイプとは関わり合いにならないのが一番だと感じています。
周りにいないので相性がわからない
私の周囲の関係者にいないので、相性がわからないタイプについてです。
INTP(研究者)
どのMBTIサイトを見ても、ENTJとINTPは鏡像関係でとても相性が良いとのことですが、残念ながら近い関係ではお目にかかったことがありません。
MBTI的には非常に賢くて冷静なタイプなようなので、もし出会えたら色々な話題について議論してみたいと思っています。
ESFJ(領事官)
このタイプも出会ったことがないのでわからないです。
MBTIの性格特性を見ると、凄くいい人そうな感じがします。
ESFJとぶつかるとしたら、ENTJはお節介を焼かれるのが嫌なところがあるので、ESFJが何かしら行動を指示して来たら、反発してしまいそうだな~と想像しています。
ISFP(冒険家)
MBTIのサイトを色々と見ると、非常に相性が悪いと書かれていました。
しかしながら、出会ったことがないので何とも言えません。
ENTJ(指揮官)
私は、同じタイプのENTJに出会ったことがありません。
私自身、周囲とかなり価値観が異なっていると感じることが人生で多かったため、同様の価値観を持っている可能性が高い同タイプにはいつか会ってみたいです。
私にとって、自分と同じような価値観や考えを持っている人は貴重な存在なので、もし将来ENTJと出会えたら、色々と議論を交わしてみたいところです。
あとがき
以上、ENTJから見たMBTIタイプ別の相性について解説する記事でした。
この世界には誰一人として同じ人間はいないので、お話しした内容と一致しない点はあると思いますが、ENTJと関わる際に少しでも参考にしていただければ幸いです。
自分がどのMBTIタイプか知りたい方は、下記の記事内のリンク内のMBTI診断ページで診断してみてください。
www.withdrawal-civilservice.com
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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