この記事は地方公務員として13年間務めた経験のある私(ENTJ)が、MBTIのタイプ別に公務員に向いているか、向いていないかについてランキング形式で解説します。
この記事を読むことで自分が公務員に向いているかどうかの判断材料を得られます!
※個人差はありますので、あくまで参考程度に捉えてください。
公務員に向いているMBTIランキング
第1位から第8位まで、タイプ別とその理由について解説します!
第1位 ISTJ(管理者)
栄えある第1位は、ISTJです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 慎重かつ確実な性格が、適切な公務の執行に向いている
- ルーチンワークが得意
- 論理的思考を持っている
- 組織に忠実(上司に素直に従う)
- 秀才タイプ
このタイプは慎重かつ論理的なので、法令遵守の公務員にピッタリです!
しっかりと根拠を確認してから行動するところがGOODポイント。
基本的に行動原理が前例踏襲型のため、前例踏襲をヨシとする組織風土にフィットします。
また、組織に忠実であるため、素直に上司の指示に従う傾向があります。
これは年功序列の組織では強みであり、周囲の信頼を勝ち取ることに繋がりますので、非常に公務員向きのタイプといえるでしょう。
第2位 ISFJ(擁護者)
第2位は、ISFJです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 慎重かつ確実な性格が、適切な公務の執行に向いている
- ルーチンワークが得意
- 周囲への気遣いがとても上手
- 組織に忠実(上司に素直に従う)
このタイプは自分より他人を優先するところがあるため、協調性を求められる組織風土にピッタリです!
チームを円滑に回すうえで、気遣いのできるISFJは非常にありがたい存在です。
また、ISTJと同様に行動原理が前例踏襲型のため、前例踏襲をヨシとする組織風土にフィットします。
堅実なところもあり、確実に仕事をこなしてくれて周囲とも上手くやれる、目立たないけど組織には必要不可欠なタイプです!
第3位 ESTJ(幹部)
第3位は、ESTJです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 仕組化が得意
- 論理的思考
- 権威を重んじる
- ルーチンワークが得意
- 組織に忠実(上司に素直に従う)
- 秀才タイプ
このタイプも公務員に非常に向いています。
まず、上下関係を重んじるため、上司に気に入られやすいです。
論理的な思考もできますし、基本仕事ができるタイプなので、周囲から信頼される職員になることでしょう。
行動理念には堅実なところもあるため、前例踏襲型の組織によく合います。
少し体育会系的な気質はありますが、後輩の面倒見もよいので組織内で重宝される存在となるでしょう。
第4位 ESFJ(領事官)
第4位は、ESFJです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 周囲への気遣いがとても上手
- ルーチンワークが得意
- 組織に忠実(上司に素直に従う)
- 社交的
このタイプはコミュニケーションがとても上手です。
持ち前の能力で、周囲の心情を察知してチームを円滑に回すことができます!
ルーチンワークもできるタイプですし、集団の輪を乱すような行動はしないところに信頼がおけます。
社交的なところもあるので住民からのウケも非常に良く、窓口対応に高い適正があります。
第5位 INFJ(提唱者)
第5位は、INFJです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 周囲への気遣いがとても上手
- 組織に忠実(上司に素直に従う)
- 秀才タイプ
INFJは他人の感情を読み取る能力が非常に高いです。
そのため、相手の気持ちを察して適切な対応を行うことができます!
また、論理的な思考も持ち合わせているため、基本的に優秀なタイプが多いです。
自己主張が強くないためあまり目立ちませんが、チーム内に一人はほしいタイプですね。
ネガティブな点としては、繊細なところがあり、他者を優先し過ぎてストレスが溜まってしまうという点です。
そのあたりのメンタルケアが上手くできれば、公務員に向いているタイプといえます。
このタイプは非常に貴重なタイプで、ほとんど見かけることはありません。(なぜか私の周りには複数人います)
第6位 INTJ(建築家)
第6位は、INTJです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 計画が得意
- 合理的思考
- 自頭が良い
- 秀才タイプ
寡黙なところのあるINTJですが、政策や計画を立てる能力が非常に高いため、企画系などの官僚部署に適性があります。
懸念点は、やや我が強いところと他者に関心があまりないところが相まって、周囲から怖いと思われてしまう可能性があるところです。
しかしながら、優れた合理的思考の持ち主であるため、職務内容そのものにはフィットすると思います!
第7位 ENFP(広報運動家)
第7位は、ENFPです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- 明るく、社交性がある
- 可愛がられやすい
このタイプは持ち前の明るさと人懐っこさで、先輩から気に入られやすいタイプです!
仕事内容そのものには適性が高いとは言えませんが、周囲から可愛がられてうまくやっていけるタイプです。
公務員は明確な評価基準が皆無なため、周りに気に入られるかどうかは重要なポイントです。
第8位 INFP(仲介者)
第8位は、INFPです!
公務員に向いている理由は、下記の通りです。
- よくも悪くも目立たない
- 自己主張が強くない
どちらともいえないタイプであると判断しました。
職務内容そのものにははっきり言って適性は無いと思います。
しかしながら、公務員という閉鎖的な組織では出る杭は打たれる的なところがありますので、あまり目立たないこのタイプなら無難にやっていけると考えました。
繊細なところがありますので、ストレスが溜まりがちな点が心配です。
公務員に向いているMBTIの共通点
上位にランクインしているMBTIは、Si(内向的感覚)が優勢であり、Fe(外向的感情)またはTe(外向的思考)かTi(内向的思考)も持ち合わせているタイプです。
それぞれの要素について解説します。
Si(内向的感覚)がもたらす適性
Siが強く出ると、慎重かつ過去の成功経験を重視する傾向があります。
それが前例踏襲かつ確実性を求められる公務員にフィットする理由です。
ただし、新しいものに対して反射的に受け入れない考え方をしてしまうところがありますので、その点を意識しながら仕事するとバランスのよい職員に慣れると思います。
Fe(外向的感情)がもたらす適性
Feが強く出ると、感受性が強くなり他者への気遣いがとても上手になります。
これは、集団の和を重んじる公務員組織にとって、他者への配慮は必要不可欠な要素であるため公務員への適性が高くなるということです。
この要素が強いタイプは、あまりに他者を優先し過ぎて自分の心が疲れてしまわないように、自分自身のメンタルケアができるかが課題です。
Te(外交的思考)がもたらす適性
Teが強く出ると、合理性を持った仕組み化が得意になります。
公務員の仕事は条例や要綱など、法務関連の知識も求められますし、ルールが重んじられる組織ですので、この能力は重宝されます。
注意点としては、感情に配慮しない判断をしてしまいがちなところがありますので、少しだけ相手の感情に配慮するとよいでしょう。
Ti(内向的思考)がもたらす適性
Tiは論理的思考が得意です。
このため、法令解釈や規則を守りながら職務を行う適性が高くなります。
ほどほどにTiを持っているタイプが、公務員に向いています。
公務員に向いていないMBTIランキング
ここからは逆に、公務員に向いていないMBTIランキングを解説していきます。
第1位 ENTP(討論者)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 型破りなところが、前例踏襲型の組織に向かない
- ルーチンワークが嫌い
- 集団の和より独自の道を行く
- 発想が自由
- そんなに他人のことを気にしない
このタイプは頭も良くてコミュニケーション能力もありますが、公務員の組織に絶望的に向いてません。
素直に上司の言うことを聞くタイプでもないですし。
おそらく本人が「公務員の仕事ってつまんねー!!」と思ってしまうことが想像に難くないです・・・
自由な発想と高い思考能力で独創性のあるタイプなので、公務員はやめて起業した方が間違いなくいいです。
第2位 ESTP(起業家)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 型破りなところが、前例踏襲型の組織に向かない
- 集団の和より独自の道を行く
- 我が強い
このタイプも向いてません。
頭も良くて、社交性も高いのですが、計画性がなく衝動的なところがあるので、これまた「公務員の仕事ってつまんねー!!」と本人が思ってしまうことでしょう。
我が強すぎるのもよくないです。
臨機応変さもあるので仕事のできるタイプですが、公務員の組織風土にはマッチしないと思います。
第3位 ENTJ(指揮官)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
これは私のタイプですが、絶対公務員は向いてないです。
私自身の経験も踏まえてお話しすると、非効率なやり方を見つけると改善したくなってうずうずして改善を提案し行動します。
良かれと思って行動した結果、前例踏襲を重んじる組織ではかえって疎まれる結果になることが多かったです・・・
そして極めつけは「結果至上主義」である点です。
公務員はノルマもなく、定量的に仕事を評価する仕組みもありませんので、やりがいを全然感じられませんでした。
年功序列であるところにも非常に不満があり、自分より仕事のできない高年齢の職員を見て、「なんであんな仕事できない奴が高い給料もらってるんだ?」などと考えながら仕事をしていました。
仕事自体をこなすのは楽勝なんですが、絶望的にモチベーションが上がりませんでした。
何回も言いますが、ENTJは公務員は絶対向いてないのでやめたほうがいいです。
第4位 INTP(研究者)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 人に興味ない
- 合理的すぎる
- 我が強い
- イエスマンじゃない
このタイプも公務員に向いてないです。
基本かなり頭が良くて合理的なので、仕事はできると思います。
ですが、前例踏襲や集団の和を重んじる公務員の組織体質に疑問を感じやすいタイプだと思います。
チームワークが得意でないところもマイナスポイントです。
第5位 ISFP(冒険家)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 我が強い
- イエスマンじゃない
- 論理的思考が不得手
わが道を行くところと、性格特性的に法律などのお堅い文書が苦手そうな点が公務員に向いていないです。
感覚的に本人も仕事がつまらないなと思ってしまうことが多いでしょう。
第6位 ISTP(巨匠)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 我が強い
- イエスマンじゃない
- 職人肌
頭が良くて一つの道を極めることが得意なタイプですが、性格特性上公務員は不向きです。
あまりチームプレイをする方でもないですし、仕事ができることも相まって力を持て余してしまいがちです。
ルールは破るためにあると考えてそうなところもあるので、公務員の仕事内容は退屈に感じてしまうことでしょう。
第7位 ENFJ(主人公)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 理想が高い
- 論理的思考が不得手
このタイプはコミュニケーション能力が高いため、一見公務員は向いているように見えます。
しかしながら、内心は高い理想を持っているため、閉鎖的な組織に疑問を感じやすいところがあります。
法令遵守で全ての人が救えるわけではないため、法律や制度のはざまで犠牲になっている人たちに目を向けてストレスが溜まってしまいそうです・・・
起こりがちなシチュエーションとしては、理想と現実のギャップに苦しんで、組織を離れてしまう展開です。
第8位 ESFP(エンターテイナー)
公務員に向いていない理由は、下記の通りです。
- 刺激が足りない
社交性が高いため、周囲と上手くやれるところはプラスです。
しかしながら、このタイプは楽しいことが大好きですので、保守的な組織に対してつまらないと思ってしまうことでしょう。
仕事内容そのものには適性がないわけではないので、精神的に割り切れれば公務員でも悪くないとは思います。
公務員に向いていないMBTIの共通点
公務員に向いていないMBTIの共通点は下記の通りです。
上記の特性はいわゆる「日本人らしさ」からかけ離れたところにあり、保守的な公務員の組織風土に合わないです。
しかし、これをプラスに捉えると、組織に頼らず自分自身で道を切り開く生き方ができるということになります。
仕事を決める時は、公務員に固執せず、自分が何を求めているのか、どうなれば幸せな人生を送れるのかを突き詰めて考えるとよいです。
一度しかない人生です。
自分最優先で仕事を決めましょう!!
まとめ
公務員に向いているランキングトップ3は、
- ISTJ
- ISFJ
- ESTJ
公務員に向いていないランキングトップ3は、
- ENTP
- ESTP
- ENTJ
以上、公務員に向いているMBTIランキングについて解説しましたがいかがだったでしょうか。
現役公務員の方もそうでない方も、記事の内容についてコメントくださると励みになりますので、ちょっとでも面白いなと思ったらぜひコメントをお願いします!!
また、MBTI診断は下記の記事内のリンクからできますので、自分がどのタイプかわからない方は診断してみてくださいね!
www.withdrawal-civilservice.com
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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