この記事は物心ついた時からプロ野球を見始めて早20数年(巨人のクリーンアップは由伸、松井、清原を見て育った世代)の筆者が2024年のパリーグの順位予想についてお話しする記事です!
3連覇中のオリックスがそのまま王座を守り切るのか?
打倒オリックスを目指す他球団の状況は?
順位予想とその根拠について、各チームの事情を踏まえてお話ししますので、プロ野球ファンの方はぜひご一読ください。
それでは解説していきます。
ペナントレース前年の結果と順位予想
順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 | 失策 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
143 | 86 | 53 | 4 | .619 | 優勝 | 0 | 508 | 428 | 109 | 52 | .250 | 2.73 | 60 | |
143 | 70 | 68 | 5 | .5072 | 15.5 | 0 | 505 | 524 | 100 | 73 | .239 | 3.40 | 83 | |
143 | 71 | 69 | 3 | .5071 | 0 | 0 | 536 | 507 | 104 | 73 | .248 | 3.27 | 52 | |
143 | 70 | 71 | 2 | .496 | 1.5 | 0 | 513 | 556 | 104 | 102 | .244 | 3.52 | 82 | |
143 | 65 | 77 | 1 | .458 | 5.5 | 0 | 435 | 465 | 90 | 80 | .233 | 2.93 | 76 | |
143 | 60 | 82 | 1 | .423 | 5 | 0 | 464 | 496 | 100 | 75 | .231 | 3.08 | 94 |
※Bassball JP様のサイトより引用
15.5ゲームと圧倒的な差をつけてオリックスがリーグ優勝。
前半はそれほど差は大きくありませんでしたが、後半戦はオリックスの独壇場でした。
ちなみに私が行った昨年の予想順位は、
1位 オリックス
2位 ソフトバンク
3位 日本ハム
4位 西武
5位 楽天
6位 ロッテ
上記の順位になると予想していました。
↓去年の順位予想記事はこちら
www.withdrawal-civilservice.com
1位にはかなり自信がありましたが、まさかロッテが2位になるとは夢にも思いませんでした。
あの戦力で2位になったのは、吉井監督の手腕によるものが大きいと感じています。
シーズン終了後は、各チームの選手がメジャー移籍やFAで戦力が増減しましたので、その点も踏まえて順位予想していきます。
2024年パリーグ順位予想
独自の見解ですが、多角的に分析した結果こうなりました。
1位 オリックス
2位 日本ハム
3位 ロッテ
4位 ソフトバンク
5位 西武
6位 楽天
オリックスのAクラスは固いと見ていますが、その他の球団は楽天を除いて接戦になると予想しています。
2位~5位が混戦になるんじゃないかな~と思っています!
楽天だけがかなり厳しい状況に見えますが、それ以外のチームは戦力差はそれほどないので、少しの要因で簡単に順位が入れ替わると見ています。
それではチーム毎に順位予想の根拠と、チーム状況について見解を述べます。
1位 オリックス
★チーム戦力
今年もオリックスが優勝し、4連覇すると予想しました。
山本、山崎福が抜けても、投手陣がかなり強力ですし、野手のバランスも高いレベルで取れているので、大崩れはしないだろうと見込んでいます。
オリックスは投手の育成が凄く上手。
先発投手陣が全員若くて優秀なので、オリックスがBクラスに転落することはまずないでしょう。
不安要素としては、山本由伸がメジャー移籍したことによる絶対的なエースが不在である点ですが、新たな怪物山下シュンペーターが新世代のエースとなることを期待しています!
補強として広島の西川龍馬をFAで獲得した点も好材料です。
少し手薄だった外野手が強化されましたので、野手陣も隙のない布陣となりました。
ハイアベレージの西川が加わることにより、クリーンナップの森、杉本、中川、外国人選手がさらに活きてくることになるでしょう。
そして中嶋監督は、歴代の名監督と比較してもそん色のない素晴らしい監督です。
去年ほどのゲーム差はつけられないと思いますが、他チームがオリックスを上回るのは非常に難しい状況と考えています。
2位 日本ハム
★チーム戦力
昨年最下位の日本ハムを2位と予想しました。
昨年は上手くいけばAクラスあるかな?と予想していましたが、後半の失速(主に監督の采配ミスによる)が影響し、最下位となってしまいました。
そんな日ハムですが、今年は明るいニュースが非常に多いです!
投手陣は上沢が抜けたものの、加藤が残留し、山崎福のFA加入、バーヘイゲン、マーフィー、ザバラなど外国人選手の加入と、エスコンマネーをふんだんに使って補強を行いました。
さらに、今年は育成メインになると思いますが、最速155キロのストレートを持つスンイーレイが加入しているところもポイントです。
全然打てなかったワンボーロンを我慢して使い続けた結果、台湾の信頼を得てスンイーレイの加入に繋がったと見ています。
先発、リリーフともに充実した戦力であるため、投手陣に隙はないでしょう。
問題は野手陣です。
野手は、万波が主軸として台頭したことに加え、メジャーでシーズン30本を達成したことのあるレイエスが加入したことが大きいです!
レイエスは打撃練習でも場外弾を連発するほどの凄まじいパワーの持ち主であり、実戦を見てもパワーだけでなく逆方向のスタンドに叩き込む技術もあるようで、非常に期待できます。
スティーブンソンという機動力のある外野手も加入しました。
これにより、鶴岡に「自分が気持ちよく打ちたいタイプ」と評される五十幡の出番が減り、打線に厚みが増すこととなるでしょう。
五十幡は素晴らしい俊足を持ちながら、ケースバッティングができないのが大きなマイナスポイントで、このままいくと代走か守備固めしか枠はないと思います・・・
さらには清宮と野村など、もうひと伸びすればレギュラークラスの人材もいますので、シーズン中に成長しつつチームの成績に貢献できれば、このチームは非常に怖い存在です。
不安要素は、全体的に若い選手が多く安定感がないため、とんでもないエラーもやらかしがちな点と、監督の自己満采配です。
新庄監督はモチベーター&選手育成能力が非常に優秀ですが、反面、試合中の采配は迷采配が多いです・・・
昨年のダブルスクイズによるスリーアウト、3塁エンドランに代表されるセオリー無視の非効率的な采配を行わなければよいのですが・・・
普通にやればAクラス入りできる戦力ですので、今年は上位に食い込んでくることを期待します。
3位 ロッテ
★チーム戦力
昨年番狂わせを演出した、ロッテが3位と予想します。
投手陣は、佐々木という圧倒的な先発投手がいて、脇をかためるベテラン選手がいい味を出していてバランスのとれた陣容です。
半面、野手陣は攻撃力不足は否めませんが、機動力を生かして小差を守り切る戦いを行うスタイルで僅差に競り勝つことができる陣容です。
昨年のチーム状況では最下位やむなしと予想していましたが、吉井監督の手腕により、なんと2位でペナントレースを終えることとなりました。(恐れ入りました)
得点より失点の方が多いのに2位に入るなんて、チートでしょ
選手だけ見たらAクラス入りは厳しいかな?と思うのですが、昨年の実績を踏まえると再度上位争いに食い込んでくる可能性は高いと見ています。
4位 ソフトバンク
★チーム戦力
毎年上位予想されるソフトバンクですが、今年はBクラスと予想しました。
ソフトバンクは話題の山川補強により打線は超強力になったと思います。
しかしながら、先発投手が層が薄すぎます。
有原は隔年で成績が乱高下する選手で信頼できませんし、和田は年齢と騒動で期待できませんし、モイネロは未知数、東浜も不調と非常に厳しい陣容です・・・
現状6球団中最も先発投手が弱いチームといえるでしょう。
本当は山崎福が欲しかったのでしょうが、補強に失敗したのはかなり痛手だったでしょうね。
野手陣は、柳田、近藤、栗原、牧原、今宮、三森、周東、中村、柳町などなど、他チームと比べてかなりの層の厚さがあります。
打撃、走塁、守備すべてが高水準のため、安定した成績を残せそうです。
しかし、山川移籍騒動に起因するチーム内の不協和音が足を引っ張ることになるでしょう。
これだけの戦力で、昨年ロッテに勝てなかったというところに答えがあります。
生え抜き選手を大切にせず、FA選手にだけ大金を払うような運営を行っている最近のソフトバンクは、いずれ暗黒時代に突入する暗い未来が待っていると思います・・・
5位 西武
★チーム戦力
西武を5位と予想しました。
投手は高橋光成や今井など、超強力な先発陣ですので打ち崩すのは容易ではないでしょう。
問題は野手陣です。
あまりにも攻撃力が低すぎます・・・
山賊打線と言われていたころの面影はもうなく、源田、外崎、高齢化したおかわりと栗山が打線を支えている状況です。
打率も高くなく一発も期待できないため、ロースコアのゲームが多くなると思います。
逆に野手で新進気鋭の打者が台頭するようなことがあれば、Aクラス入りも視野に入ってくると思います!
5位と予想しましたが、個人的にソフトバンクにだけは負けてほしくないです!(甲斐野ガンバレ!!)
6位 楽天
★チーム戦力
最下位は楽天と予想しました。
最下位の根拠を述べます。
1.投手陣の高齢化と松井流出、安楽パワハラ
2.楽天の経営不振により補強ができていない
3.若い選手が育っていない
4.打線が浅村頼み
野手陣の状況ですが、浅村を主軸としてそれなりに得点力のある打線となっています。(浅村が不調になった瞬間、得点できなくなりそうです)
ただし、レギュラー以外の野手が小粒であり、若手も順調に育っていないため、主力選手が離脱した際には厳しい状況になります。
投手陣は、松井とパワハラ安楽が抜けてしまい、戦力ダウン。
選手の顔ぶれを見ると、マー君や岸など豪華ではありますが、年齢による衰えが目立っています。
日本ハムに1イニング7点も取られる(昨年の公式戦)マー君なんて見たくありませんでした・・・
リリーフも強力な守護神が抜け、勝ちパターンの投手も抜けてしまったため、僅差を守り切れない試合が増えると思います。
この陣容では、ペナントレースが始まったら防御率が他球団よりダントツで悪い状況になるでしょう。
楽天戦は殴り合いの試合(打高投低のため)となりそうなので見る分には楽しそうですが、長いペナントレースを戦う上では戦績が安定せずに厳しい戦いを強いられそうです・・・
他5チームと比較して希望を持てる要素が皆無だったので、楽天の最下位はかなり固いと見ています。
あとがき
パリーグの順位予想を独自の見解で行いましたが、いかがだったでしょうか。
元プロ野球選手でもなかなか当たらない順位予想ですが、半分ぐらいは当てたいな~と思って本気で予想しました。
感想や反対意見なども大歓迎ですので、コメントお待ちしております。
開幕が待ち遠しいですね!!
ここまでお読みいただきありがとうございました!