あなたはGAITという試験をご存じでしょうか?
私は以前の転職活動の採用試験で、その存在を知りました。
GAITは一言で言うと、幅広いジャンルのIT関連の知識をどれだけ持ち合わせているかを可視化する試験です。
イメージとしては、IT版のTOEICですね。
GAITの公式サイトは下のリンクを参照
GAITは、大手Sier企業などで導入事例が多く、様々な企業でアセスメントツールとして利用されています。
本記事はGAITの出題内容の解説と、私の受験した結果や感想について記載しています。
受検結果
私の転職活動時に受験したスコアを公開します。
得点の内訳ですが、ソフトウェア開発を行った経験が無いことと、ストレージへの興味が薄いという事実が如実に試験結果に出ています。
当時は存在も知らなかったため、このスコアが良いのか悪いのかわからない状況でした。(点数割合でいうと6割以下なので、結果が出た瞬間は絶望的な気持ちになりました・・・)
後々調べてわかったことですが、300~479点でBRONZE、480~699点でSILVER、700~990点でGOLDのランク分けがされるようです。
社会人の平均点が424点程度らしいので、500点を超えていれば良い方だそうです。
ちなみに前職で付き合いのあった、大手ネットワーク系企業のSEさんは500点もいかなかったと話していました。(内心勝って嬉しかったです)
後述しますが、出題ジャンルが非常に広いため、私のように広く浅く様々なジャンルに触れた人の方が、一つのジャンルを極めた人より得点が高くなる試験内容です。
出題範囲
176問を65分で回答する必要があり、問題数も多く、出題内容も非常に幅広いジャンルとなっています。
スコアレポートにも記載されているように、DB・OS・アプリケーション・ストレージ・セキュリティ・ネットワーク・仮想化という区分の中から満遍なく出題されるため、高得点を取るには全ジャンルの知識が求められます。
設問内容ですが、オーソドックスなものから非常にニッチなものまで、色々な内容でした。
私の記憶では、
- XenServer固有のコマンド(仮想化はVMしか使ったことないです本当にありがとうごry)
- postgreSQL固有のコマンド(MSのSQLserverとMySQL、Accessしか使ったことなry)
- AWS、Azureのサービスの名称からサービス内容を回答する
- Linuxのコマンド
- Active Directory関係
などの設問が印象に残っています。
最近の傾向からクラウドに関する設問や、AI関係の設問もこれから増えると予想します。
また、見ての通り固有のメーカー由来の設問が結構な頻度で出題されます。
このような鬼畜設問はメーカーの製品に触れたことがある人じゃないと絶対にわからないので、GOLDランク取れる人はかなりのマニアか神です!
あとがき
GAITの出題内容について解説いたしました。
筆者は採用試験の過程で受験したため受験料はかかりませんでしたが、個人で受験する場合は8,500円の受験料を支払う必要があります。
同業者の方はもちろん、これからIT業界へ転職をお考えの方についても、現時点での知識チェックに有用ですので、腕試しに受験してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
下の記事は私の転職理由をお話ししています。
www.withdrawal-civilservice.com
IT系の資格試験に関しては、下の記事もご覧ください!