この記事は地方公務員として13年間務めた経験のある私が、新規採用者の配属先の決まり方や配属部署、仕事内容について解説する記事です。
この度は採用試験の突破、おめでとうございます!
晴れて公務員となるあなたですが、配属先や仕事内容など、色々と気になることが多いと思います。
そんな不安や疑問を少しでも減らせるように、配属部署の決まり方や任される仕事内容、入庁後の異動などの仕組みについて、お話ししていきますのでお付き合いください!
配属先はどうやって決まるの?
新卒の方は、高い確率で住民相手の窓口系部署に配属されることになります。
- 配属先の例:窓口(戸籍・住民票)関係、住民税関係、福祉関係など
まずは実態を知る意味も込めて、より住民と接する機会の多い部署で経験を積むことを目的としているためです。
特定の課で活かすことのできる専門の資格を持っている場合はこの限りではありませんが、どこに配属されるかは運しだい、といったところもあります。(ガチャ要素強め)
面接等でお話しがあったかもしれませんが、公務員は自分で配属部署を選択することはできません(異動希望は出せる)ので、どの仕事に従事するか本人にはコントロールすることはできません。
仕事の内容は?
まずは定型的な仕事に従事することとなります。
定型的な仕事の例について、お話しします。
窓口対応
窓口部署に配属された場合、住民相手に窓口対応を行うこととなります。
例えば住民票関係の窓口部署であれば、各種証明書の発行申請を受け付けて交付したり、転入・転出などの異動届、戸籍関係の異動届(婚姻届など)の処理を行います。
- 申請書受付→システム処理→(場合により)帳票出力
このような一連の流れで行う業務が多いため、最初は覚えることが多いと思いますが、慣れてしまえばルーチンワーク(同じことの繰り返し)なので結構楽勝だと思います。
注意点としては、色々な住民が窓口に訪れるため話の通じない相手も出現します。
そんな相手も上手くいなせるようになるためには、コミュニケーション技術は必須です。
自分自身のスキルアップも兼ねて、常に向上心を持って仕事に取り組みましょう。
また、電話対応の重要なポイントをまとめた記事もありますので、参考にしてください。
www.withdrawal-civilservice.com
持っておいた方がいいスキルセットについての記事です。
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庶務・経理
庶務は内部文書(メールやグループウェア含む)のやりとり(通知を回覧する、照会に回答するなど)や雑務を担当します。
経理は請求書の支払いです。
支払いや契約については、地方公務員独特のルールがありますので覚えるまでに中々苦労することになるでしょう。
支出負担行為や支出命令などの聴きなれない言葉が色々飛び交いますので、諸先輩方に教えを請いつつ、自らも根拠(内規や地方自治法など)を確認する癖をつけるようにすると、早く成長できるようになります。
しかしながら、これもルーチンワークで一度覚えてしまえば楽な仕事になりますので、最初の壁だけ頑張って超えましょう!
初任給はどのぐらい?
下記のリンクから、給与制度について詳しくまとめた記事をご覧ください。
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中途採用の場合は、こちらの記事をご覧ください。
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何年で異動になるの?
おおむね2年~4年程度で次の部署へ異動します。
毎年異動希望を提出することができますので、興味のある部署がある方は希望を書いておくほうがよいです。
ただし、他の職員との兼ね合いもあるため、必ずしも希望どおりの部署に異動できるわけではありません。
異動希望が叶うかどうかは、最初の部署でどのように評価されたかが大きく影響しますので、まずは与えられた仕事を精一杯こなすようにしましょう!
ちなみに、異動先部署によって自分が評価されているかどうか確認することができます。
詳細については、下記リンクの記事をご覧ください。
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まとめ
地方公務員(市役所職員)の新規採用者の配属先や仕事内容について解説しましたがいかがだったでしょうか。
慣れないうちは大変だと思いますが、一つずつ仕事を覚えて精一杯やっていれば、あなたのことを見てくれて評価してくれる人は必ずいるので、頑張ってくださいね!
他にも公務員の内情などについてまとめた記事がありますので、ぜひご一読ください!
下の記事は、地方公務員の出世部署ランキングです。
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休暇制度についての解説記事です。
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公務員になるメリットについての記事です。
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