どうも、本ブログを間借りしているhanmanというものです!
今回のテーマは、INFJ(提唱者)、INTJ(建築家)、ENTJ(指揮官)、ENFJ(主人公)が得意とする空想や直観の役割についてです。
本記事は、
・今の自分に漠然とした不満がある
・夢に出てくる様なトラウマを抱えている
・空想は得意だが無意味だと思っている
という方々が自分を肯定して、「自己実現」に向けて再出発をするためのヒントになればと思い書きました。
それでは、ご紹介していきます。
※本記事は、筆者の主観が含まれますので、あくまで参考としてお読みいただければ幸いです。
ユングの「タイプ論」とフロイトの「夢診断」
MBTIとは、精神科医であるユングの「タイプ論」を基にした性格診断です。
そのユングと共に「心理学の三代巨匠」と呼ばれているのが、同じく神経科医のフロイトです。(余談ですが、もう一人はアドラーです。)
もともとユングは、精神分析学の創始者であるフロイトから教えを受けていました。
しかしながら、二人は無意識に対する意見の違いにより袂を分かちました。
じゃあ、タイプ論はユングの理論を使って、無意識についてはフロイトの理論を採用することで仲直りさせてあげよう!と、身勝手な私は思いました。(心理学のプロに読まれたら、殴られそうで怖いですが、、)
INFJ(提唱者)の特徴である空想や直観は無意識から与えられたイメージであると言われています。
その無意識について、フロイトは以下のように考察しています。
「無意識とは、意識の外に追いやられた思考を保存する場所である。」
無意識に追いやられた思考とは?
無意識に追いやられた思考とは、簡単にいうと「願望」です。
現実生活で支障になると理性が判断した「願望」は、無意識に追いやられます。
例えば、
・真実を知りたいという願望(それまで大切にしてきたことが、ゴミになるかもしれない。)
・能力を最大限に生かしたいという願望(得意分野でも生計が成り立つ見込みがない。)
・昔のように母親に甘えたいという願望
などは、「現実生活に支障」となったり、「自分の人生を否定する原因」になるものと見なされて無意識に送り込まれます。
また、「心理的に強いショックを受けた経験」なども、生活に支障をきたす思考であるため、無意識に送り込まれます。
トラウマを克服したいという願望があっても、意識に置いておくのは危険と判断されてしまうのです。
ここで重要なのは、「無意識へ送り込む」=「忘却(削除)」ではないということです。
無意識の中には、「追いやられた思考(願望)」が確かに存在しており、現実との歪が、無気力やトラウマを発生させる要因になるそうです。
夢は無意識からのメッセージ
フロイトは著書「夢判断」の中で、
無意識に押し込められた思考は常に意識に侵入しようとしているが、前意識という検閲所により、ブロックされていると述べています。
つまり、自分を守る防衛本能として無意識に抑え込んでいるのです。
だから、トラウマの克服を意識上で実行しようとしても、その原因は無意識に存在するので効果が薄いというのが納得できます。
その中で、「夢」というものは、以下の手順で「思考を別の形に変換」して前意識の検閲をクリアしているとフロイトは述べています。
夢作業(無意識の思考を意識上に送り出す加工)
①圧縮 複数素を重ねる
②移動 核心をずらす
③表現可能性への考慮 ビジュアル化
④二次加工 添加・整え(無意識の中で用いられている空想が用いられることがある)
イメージしやすいように私が公務員の退職を考える直前に見た夢をご紹介いたします。
~以下、夢の話~
午前3時ごろインターホンが鳴る。
激しい恐怖に襲われながらもインターホンを覗くが誰もおらず、映るのは無人の玄関と反射した自分の顔のみ。
故障かと安心したのも束の間、
後から、インターホンを覗きに来た同居人が大声で叫んだ。
「室内が映っている!!」
画面映っていたのは、私の目線だった。
この夢を、夢作業として解釈すると、
①圧縮:「自分の目線」というのは、私が本当にやりたいと思っている事という要素と家族がそれを知って怖がるという要素が含まれている。
②移動:退職という本来の事象を別の恐怖にすり替えている。
③表現可能性への考慮:チャイムが夜中に鳴るという現実でも起こりうる表現。
④二次加工 添加・整え:インターホンの画面が自分自身の目線であるという空想によるオチの整理。
ということになる。
余談ですが、その後、自分が本当にやりたい仕事に就くために、公務員という安定した仕事を辞める決断にいたりました。(家族に自分の考えを伝える際は、すごく怖かったし震えていたが、納得してもらえた。)
このように、夢は無意識に送り込まれた願望を意識上に送り出す役割を果たしているようです。
空想や直観の役割
冒頭でも述べたが、空想や直観も「無意識からのメッセージ」と言われています。
ここからは、完全に私見ですが、直観や空想を得意とするMBTIタイプは、前意識の検閲が緩いのではないかと思います。
だから、無意識の中にある空想が、些細なキッカケで意識上に浮上してくるのではないかということです。
そして、人間の機能として「無意識」=「忘却/消去」ではないことにも大きな意味があると私は考えます。
その時は無意識へ送り込むしかなかった思考も、自身の成長につれて意識上で解決できる問題になり得るからです。
欲求5段階説で有名なマズローは、人間の最大の欲求は自分の能力を最大限に発揮し、自分の気持ちに素直に生きるという「自己実現」であると言います。
「下位の欲求」や「自身の能力不足」が障害となって、当時は諦めるしかなかった思考に再チャレンジする機会を空想や直観は与えてくれるのだと思います。
~以下、INFJ(提唱者)の空想の暴走~
自分を土地だと考えた場合、「当時克服できなかった思考」は地下に埋没するしかなかったが、新しい目標を建てる際には、埋設物を掘り起こし処理していく必要があるのである!
もし、今の自分という小さな建物を取り壊し、より大きな願望に向かうのであれば、空想や直観という形で無意識から送られてくるメッセージに耳を傾け、過去に諦めた問題と対峙する決意が必要であるのだ!
まとめ
・「無意識」とは、過去の自分が逃避した思考が追いやられる場所であり、その思考は常に意識上への浮上を試みている。
・「前意識」とは、「過去の自分が逃避した思考」が意識上に浮上するのを抑える検問所である。
・「夢、空想、直観」は、前意識の検問を突破して、無意識にある思考を意識上に浮上させる役割を持つ。
・「過去の自分が逃避した思考」とは、当時は克服できず自分に害をなすものであったが、いずれ克服する時のために、無意識下で大切に保管されていた記憶である。
以上が今回お伝えしたかった内容です。
⚠️最後にこれだけは覚えていて欲しい「注意事項」をお伝えします⚠️
それは、無意識のおぞましさです。
夢、直観、空想という形で無意識から飛び出したものと違い、無意識自体には自分を破壊してしまうような恐ろしい環境が広がっています。
無理やり嫌な記憶を思い出そうとするのは、無意識という光の届かない樹海を這いずりまう恐ろしい行為ですので絶対にやめてください。
それと同時に、無意識は本来の自分を保存してくれる大切な器であると私は思います。
だからこそ、焦らず、ゆっくりと、目先の目標をこなしていき、自分の成長してより大きな目標に向かう際には、無意識からのメッセージに耳を傾けてあげてください。
また、体調不良や気持ちの浮き沈みなども、無意識からの大切なメッセージですので、今の自分の生活に、本来の自分を苦しめる矛盾が生じていないか点検してみてください✨
あとがき
今回は、自身のMBTIタイプの特徴を考察すべく、空想と直観の役割ついて記述させていただきました。
MBTIタイプが異なる人でも、同じ人間として、無意識下に送り込んでいる思考に共通点はあると思います。
直観や空想が優れたタイプの役割として、他のタイプが前意識の検閲でとどまってしまっている問題を、空想という形で共有してあげることがあると考えています。
今までも、自身の空想について記事を書いているので、もしかすると読者の皆様の無意識と共鳴するかもしれません!ご興味があれば以下の記事もご確認ください✨
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!!